MariaDB Galera Cluster を 10.3 から 10.5 にアップグレードしようとしたときのメモ
Ubuntu 18.04.5 LTS で MariaDB 10.3 の Galera Cluster を組んでいる。10.3から10.5に移行しようとしたところ、前回ハマったのでメモに残す。今回は成功した。
sudo add-apt-repository 'deb [arch=amd64] http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/10.4/ubuntu bionic main'
sudo aptitude
で、全台をまず MariaDB 10.4 にする。ここはあまり問題が発生しない。
続いて、10.5 にしてしまうと、設定ファイルのパスが変更された影響で、設定によってはbind_address
が127.0.0.1
のみに上書きされてしまう。そうすると、正常に起動しなくなって詰む。しかも他のサーバを巻き込むので復旧はかなり大変である。勝手に動かないように細工をしながら動かす。
まず、sudo add-apt-repository 'deb [arch=amd64] http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/10.5/ubuntu bionic main'
sudo systemctl stop mariadb
sudo systemctl disable mariadb
sudo aptitude
とし、自動起動を止め、10.5をインストールする。
その後、sudo cp /etc/mysql/conf.d/server.cnf /etc/mysql/mariadb.conf.d/51-server_mod.cnf
sudo mv /etc/mysql/conf.d/server.cnf /etc/mysql/mariadb.conf.d/61-galera_mod.cnf
してからsudo nano /etc/mysql/mariadb.conf.d/51-server_mod.cnf
sudo nano /etc/mysql/mariadb.conf.d/61-galera_mod.cnf
とし、古い設定ファイルを後に読み込まれるようにする。nano
のところでは、bind-address = 0.0.0.0
のように、Listen してもらいたいようにする。
最後に、sudo systemctl enable mariadb
で仕上げると良い。
sudo systemctl start mariadb
sudo systemctl status mariadb
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