GPD Pocket で、Ubuntu のブート
GPD Pocket を購入した。PC を買ったときは、まず、Windows がごちゃごちゃし始める前に、ディスク全体のイメージを取得しておきたいものである。
そのためには、USB 接続のデバイスか何かで OS をブートし、大きな HDD にディスクイメージを流し込むことが必要である。あるいは、分解して SSD を抜き取る必要がある。しかし、新しいデバイスを用いるときは画面が真っ黒だったりして、上手に表示されないことが良くあるため、ブートオプションに気を遣う必要がある。
まず、Ubuntu 17.04 日本語 Remix を https://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1704-ja-remix からダウンロードした。これは、公式の 17.04 でも良いはずである。むしろ、キーボードが英字キーボード認識される関係で、公式の方がトラブルが少ないかもしれない。
MEGA からのダウンロードが遅かったので上記を試したのだが、GPD wiki の GPD Pocket/ダウンロード からダウンロードできる ubuntu-16.04.1-desktop-amd_0809_2.iso 等であれば、トラブルは少ないと思われる。
それを、適当な方法で USB メモリに流し込む。Universal USB Installer とか Rufus とか LinuxLive USB Creator とかいろいろあるのだが、今回は Rufus を使ってみた。どれも今回の用途には関係ないはずである。
あとは、USB (type-C でない)ハブに USB メモリを差して起動すればよいのだが、これが難航した。画面が途中から消えてしまうのであった。おそらく、デバイスのドライバ関連だろう。
ひとまず、
- UEFI 経由でブート
- gfxmodeset なんとかを削除したうえで、以下のオプションを設定:
text nofb nomodeset nosplash
ただし、text 指定なのに、GUI が起動した。失礼な奴だ。efifb を使用しているように見える。
efifb: probing for efifb efifb: framebuffer at 0x80000000, using 1920k, total 1920k efifb: mode is 800x600x32, linelength=3200, pages=1 efifb: scrolling: redraw efifb: Truecolor: size=8:8:8:8, shift=24:16:8:0 Console: switching to colour frame buffer device 100x37 fb0: EFI VGA frame buffer device
といった具合であった。
- GUI で画面が横だが、辛抱する
ことでどうにかなった。あとは得意の
sudo dd if=/dev/mmcblk0 bs+8M | gzip -c > gpdpocket_initial_img.gz
みたいなことをしてあげればよい。コマンドは適当である。ちなみに、CPU 負荷が高いので、オプション次第で速度はあげられそうだ。一般に、後半はほとんど0で埋まっているので、次第に加速する。イメージ先頭は 15.0MB/s であったが、次第に高速になり、39 GiB 辺りで 23.5 MB/s くらい、60GiB あたりで、 28.4 MB/s (いずれも、トータルの速度と思われる)は出るようだ。71 GiB 読み込んだあたりで、9.4 GiB、89 GiB あたりでも 9.4 GiB くらいしか消費しないので、ディスク容量の効率はなかなか良い。転送は約3600秒、つまり 60分であった。34.8 MB/s で、116 GiB を読んで 9.8 GiB である。Windows 10 の容量はそんなもんか。
ちなみに、このバックアップを書き戻して、元の状態に戻るか、私には保証できない。
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