WHR-1166DHP4 と OpenWrt
概要
WHR-1166DHP4 に OpenWrt を載せて使ってみたかったのでそのメモ。
参考サイト
ほとんどの手順は WHR-1166DHP2 を openwrt-18.06インストール&リカバーリー
http://f0573.blogspot.com/2018/08/whr-1166dhp2-openwrt-18.html
通りでいけた。
OpenWrt 化
TFTP サーバの準備
まず、TFTP サーバを用意する。割愛。
イメージ調達
次に、initramfs イメージを用意する。今回は、LEDE 時代のイメージ
lede-ramips-mt7620-whr-1166d-initramfs-kernel.bin
を適当にダウンロードしてきて用いた。
openwrt-19.07.3-ramips-mt7620-whr-1166d-initramfs-kernel.bin
を
https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.3/targets/ramips/mt7620/openwrt-19.07.3-ramips-mt7620-whr-1166d-initramfs-kernel.bin
から落としても、同様に動作すると考えられる。
firmware_WHR-1166DHP2.ram にファイル名を変更し、TFTP サーバに置く。
イメージ転送起動
TFTP によるイメージ転送起動を行う。
TFTP サーバは、IP を 192.168.11.168 とし、firmware_WHR-1166DHP2.ram を配信できるようにしておく。
WHR-1166DHP4 を AOSS ボタンを押しながら電源を入れ、ボタンはしばらく押しておく。
転送がされたら、(しばらく待った後)
ssh root@192.168.1.1
でログインする。
TFTP サーバと接続元を同じマシンにする場合、IP アドレスに注意しよう。固定で、192.168.1.168 等にしておこう。
cd /tmp wget https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.3/targets/ramips/mt7620/openwrt-19.07.3-ramips-mt7620-whr-1166d-squashfs-sysupgrade.bin mtd erase firmware sysupgrade openwrt-19.07.3-ramips-mt7620-whr-1166d-squashfs-sysupgrade.bin
を行うと完了である。
イメージを何度も使う可能性があるので、手元のマシンにダウンロードしておき、scp で転送すると良い。
純正化
注意
自分が実行した際には、純正ファームに戻した際に、一度別のファームウェアを書いてしまったためか、文字化けを起こし、おかしな状態になってしまった。
mtd erase firmware
か、何回か転送したことで復旧できた。
純正ファームウェアの準備
まず、公式から純正ファームウェアを展開し、(WHR-1166DHP4 ファームウェア (Windows))
C:\BUFFALO\whr1166dhp4-294\whr1166dhp4-294
の先頭 52 bytes をバイナリエディタで削除し、ファイルが "27 05 19 56" で始まる状態にしてやる。そのファイルを
whr1166dhp4-294-squashfs-sysupgrade.bin
なり好きな名前にする。
TFTP による起動までは同じで、その後、
scp whr1166dhp4-294-squashfs-sysupgrade.bin root@192.168.1.1:/tmp
で転送しておく。後は
cd /tmp mtd erase firmware sysupgrade whr1166dhp4-294-squashfs-sysupgrade.bin
で良いだろう。何かおかしければ、複数回繰り返してみてほしい。
2023-09-20 追記 https://dexlab.net/pukiwiki/?Memo/OpenWrt/Buffalo_WSR-2533DHP や http://unagidojyou.com/2022/03-07/whr-300hp2-openwrt-install/ で参考にして頂いたようだ。こういう記事も書く価値があるということだろう。
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